ユーザー車検
規制緩和によってユーザー車検を受ける人が多くなったものの、
「手続きや検査が面倒そう」と、未だにディーラーや業者へ任せている方がほとんどだと思います。
しかし、やってみると検査はとても簡単です。
げんに陸運局(車検場)では若い方から年配の方まで老若男女問わず、ユーザー車検を受けている多くの方を見かけます。
私はマイカーを購入してからずっとユーザー車検です。もうかれこれ、車とバイクを合わせると計5〜6回はユーザー車検で済ませています。
マイカーの状態を自分で把握出来ることもさることながら、何よりとても経済的です。
ユーザー車検がメジャーになって、ディーラーや業者の車検代行手数料も安くなってきたものの、まだまだ数万円かかります。
逆に、一度ユーザー車検をやってみると「たった数分の簡単な検査なのに、ディーラーや業者は「車検代行料」と称してこんなにぼったくっているのか」と誰もが感じるでしょう。
ちなみに私の周りでユーザー車検からディーラー車検へ戻った人間は一人もいません。
ユーザー車検にチャレンジする前は「長い時間をかけて色々調べられるんだろうなぁ」と思ってましたが、
実際には
自分でマイカーを運転しながら体育館程の建物内に施設された数ステップの検査レーンを各検査毎に進むだけの単純作業で
検査時間も10分弱で済んでしまうものですので、書類作成〜検査〜新車検証獲得まで
60分も掛かりません。
今では私の父もユーザー車検でマイカーライフを送っています。そのくらい簡単な検査なのです。
なお、このページは埼玉県のさいたま運輸支局を元に作っていますが、他の検査場もほとんど変わらないと思いますので、
「自分もユーザー車検を受けてみようかな?」とユーザー車検を目指すきっかけになれば幸いです。
用意するもの
1.車検証
2.自動車税納付証明書(※)
3.点検整備手帳
4.自賠責保険証明書
5.印鑑
※中古車を購入した場合は、前の所有者が自動車税を支払っていると、あなたではなく前所有者者に納税証明書が残る形になるので、あなたの手元には納税証明書がありません。
その場合は、陸運局内に納税証明書発行機(無料)がありますので、検査当日に現地で入手しましょう。
予約する
いきなり車を陸運局へもっていっても車検は受けられません。
車検を受けるには事前の予約が必要です。
予約専用電話番号へ掛けて、音声ガイダンスに従って予約申し込みをします。
予約が完了すると、その音声ガイダンスから予約番号を通知されます。
その番号は検査当日、窓口での予約申請の際に必要となりますので、必ずメモして控えておいて下さい。
埼玉運輸支局 車検予約専用電話番号
048-624-7117 (音声ガイダンス 0 -> 9)
陸運局内での流れ
車検当日の流れは大まかに、
1.陸運局敷地内にある陸運賛助会の建物へ行き、必要書類と印紙を準備する
2.運輸支局の建物へ行き、検査を申し込む
3.車に乗り込み、検査レーンで検査を受ける
4.検査書類を運輸支局の建物へ提出して、新しい車検証をもらう
という流れになります。次の項目で更に詳しい内容を述べます。
陸運局敷地内にある陸運賛助会の建物へ行き、検査に必要書類と印紙を準備する

外壁に「C」と書いてある建物がありますので、まずはそこへ行きましょう。
1.検査用書類の購入&自賠責の継続
建物に入ったら、一番奥のカウンターへ行き「
継続検査の書類を1部下さい」と伝え、継続検査用書類一式を購入します。書類代は25円です。
またこのカウンターでは自賠責保険の更新も出来ますので、更新がまだの人は一緒にやってしまいましょう。私は2年継続で27,600円でした。
2.書類へ必要項目の記入
カウンターの反対に記入用の台があるので、そこに置いてある見本を参考にしながら必要項目を記入します。
全て車検証に関連する項目ですので、車検証を見ながら記入しましょう。
走行距離は
切り捨てで記入します。
3.印紙の購入
記入が終わったら、
13番カウンターで重量税及び検査登録の印紙を購入します。
運輸支局の建物へ行き、検査を申し込む

外壁に「A」と書いてある3階建ての白い建物が運輸支局のビルです。
書類の準備が整ったら
検査予約窓口(5番カウンター)へ行き、電話で通知された予約番号を伝えます。
番号の確認が取れたら検査へ向かうよう指示を受けます。
検査レーンへ向かい検査を受ける
いよいよ検査です。
初めて検査を受ける方は流れを把握する為に、受ける前に見学しておくといいでしょう。
検査レーン脇に通路がありますので、そこで自由に各検査を見学出来ます。
なお、検査レーンはシンプルな
一番右(6番レーン)に入る事をオススメします。
なお、検査時は運転席と助手席の窓を開けておきます。
ここからは各検査項目毎に自動音声指示が出ますので、その指示に従って下さい。
各項目毎に検査結果を捺印する機械がありますので、各検査が終わる毎に車から降りて検査書類を差し込んで押印する事を忘れないで下さい。
全ての項目で合格の押印が済めば検査合格となります。
レーン最後にあるガラス張りの監視室に検査員がいます。
検査員に検査書類を渡し、全ての項目が合格になっている事を確認してもらいます。
確認が済むと合格印を押され、運輸支局の建物へ行って新車検証をもらうよう指示されます。
万が一、不合格になってしまった場合は再び検査レーンに入って、再検査を受けて下さい。
ハマった点やコツなど

1.ホイールキャップカバーは外しておく
アルミホイールの場合は、そのままの状態で検査を受けられますが、キャップカバーが付いている鉄ホイールの場合は、
ボルトがキャップカバーで見えないため、キャップカバーが外された状態(ホイールむき出し)でないと、検査を受けられません。(※検査員がボルトを金づちで叩いてネジの緩みをチェックするため。)
外すには特殊な専用工具が必要なので、持っていなければ陸運局へ向かう途中でガソリンスタンドへ寄って外してもらうといいでしょう。
2.二灯式ヘッドライトは注意
ヘッドライトが二灯式のものは検査レーンへ入る前に予めロービームのところを紙やガムテープ等を貼って隠しておきましょう。
ハイビームの光軸検査は、検査レーン横からライトテスターが出てきて、自動的に光源を感知して検査を行います。
二灯式の自動車はハイビーム点灯時にロービームも点灯する為、ライトテスターが誤ってロービームの光源を検査対象に合わせてしまう事があって、検査不合格となってしまいます。(この事を知らなかったため、私は初めてのユーザ車検で引っかかりました)
もし、ロービームを隠しても光軸検査に不合格した場合は光軸調整が必要です。陸運局そばには調整してくれるお店がたくさんあるので一度車検場を出て光軸の調整をしてもらいましょう。
料金は2,000〜3,000円です。
光軸の調整をしてもらったら再度検査レーンへ入って検査を受けて下さい。
3.ブレーキ検査は、かかとでブレーキペダルを踏む
ブレーキ検査では完全にロックさせないと合格になりませんが、踏んでいるつもりでも検査ローラの力に負けてタイヤが回転してしまうと不合格になってしまいます。特に力の弱い女性はロックまで踏み込めず不合格になる場合があるようです。
そのような事の無いように、かかとで「ぎゅーっ」と踏み込んで下さい。かかとで踏み込むと力がストレートにブレーキペダルへ伝わるので簡単にロックさせられます。
4.検査書類を運輸支局へ提出し、新しい車検証をもらう

全ての検査をクリアすると、検査レーンの最終段階で検査員から合格のスタンプが押されます。
運輸支局の建物へ行くよう指示を受けますので、これまでの書類全てを持参して再び運輸支局へ向かい、
検査書類を
一番奥のカウンターへ提出しましょう。
新しい車検証とフロントガラスに貼り付けるシールがもらえます。
終 了
以上で車検終了です。
初めての方には慣れない事が多いので、相当の緊張と時間が掛かかる事と思いますが、1度やってしまえば「こんなものか」と思える程簡単です。
次回(2年後)の為に、全体の流れをメモしておくと良いでしょう。
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